Β-D-グルカンはキチン質とともに、これら菌糸の細胞壁に多く含まれています。 β-D-グルカンは多糖類が多数強固に繋がった高分子構造をしているので 水に溶け難く、消化管からの吸収が悪い のですが、細胞壁に特殊な加工をすればβ-D-グルカンが水に遊離しやすくなり吸収性が向上します。
その加工は次の2方法があります。
①細胞壁を細胞サイズ以下に高精度粉砕することにより高分子を水に溶けやすくする。
②細胞壁を酵素分解することにより高分子を水に溶けやすくする。
当社は、確実性、正確性の点から①の方法で 製品化しています。
この方法では酵素を使用せず、熱処理もしないので成分が変質する恐れがありません。
下図のように①の方法による細胞壁破砕は、 電子顕微鏡と粒度分布測定法により確認できます。
【電子顕微鏡写真】
【粒度分布測定】